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ダンス千夜一夜
アラビアンナイト様うに 一夜のダンス伽話

第5話

ダンスの宿の後継者
子は親の背を見て育つ
我が家には二男一女で子供は三人いる。長男は早大のパントマイム部に入って
いる。彼に言わせると早大のパントマイム部と言うのは、一般の人も所属していて
その道では知られた存在なのだそうだ。今度、頼まれて何処かの舞台に出るそうだ。

次男は高校のバンど活度から卒業するときに、ギターで飯を食うと言って、ギター
一本持って上京した。専門のミュージック・スクールを卒業して、今はストリート・
ライブをしながら将来の事を考えているらしい。

一番下の長女は(小学校五年生だが)自分で作曲すと言って五晋氏を持って
ピアノに向っている。彼等全員生まれた時からダンス音楽を聴いて踊りを
見ながら育った環境なのだが、誰もダンスに興味を示さなかった
三人とも誰もダンスを踊って、我が家の後を継いで行く気はないらしい!。

如何も私の彼等への子供の頃の教育が効きすぎた様だ。と言うのは三人ともに
物心付き始めた頃から、事在る毎に、人間は死ぬ時が勝負だ。人間は必ず死ぬ
だから、死ぬときに {ア~面白い人生だった!} といって笑って死ねるように、
一年、二年の事でなく 人生八十年で考えて、精一杯全力で、遣りたい事をして
生きる様にしなさい。と言って教育したから今更誰かに後を継げとは言えそうない

その様な訳でダンスの宿は私達夫婦一代限りで終わりそうだ、
パートナーと自分達二人で好きな様に、好きな事を遣って来たのだから、
子は親の背を見て育つと言うから、彼等三人とも教育なんて、しなくても今の様に
じぶんで歩いているのだろう

デモ 教育しちゃったんだから一代限りでも マー良いか!“それも良しだ”