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第10話
チャンスの女神の前髪それでも駄目だった
夢と希望に向かって努力していると、何処からかチャンスのか風がふいてきて其の風の
流れに乗ってチャンスの女神の前髪が流れてくる時がある。その女神の前髪をつかんだ
人が成功すると言われている

もう25年も前になるが私のコーチにもチャンスの風が吹いた時があった。三度の渡英で、
私は知らない名前だったが、イギリスで私のコーチの選んだメインの先生がソニー・ビニック
だった。そのソニー・ビニックが、教師協会の招きで日本に来て単独の審査で競技会が
行われることが決まった大チャンスが回ってきた!向こうから風が吹いてきた訳です

コーチは前にも書きましたが、私達と一緒に練習をしません〔コーチ」曰く 脳にバイキンが
沸いてしまいますので〕 コーチはお客さんの予約の無い時間〔予約しない時間〕に
練習をします。其の後予約が入っていなければ大抵スタジオにはいません
〔私が支配人でいますので、居る必要がありません〕でもそれが問題でした

コーチにすればチャンスの女神の前髪どころか頭髪全部束になって流れて来てる様な
ものです練習をしたい時間に、好きなだけ踊って、練習が終わった後は、どこかへ
消えてしまいます。何しろメインコーチが単独審査の大会が行われるのです。
その気の入れ込みは半端では有りません。

女神の前髪は鷲掴みです。でも色々あって私がスタジオを辞める事になってそれが、
少し狂いだしました何故なら、その年のソニービニック杯の競技会のフロアーに
コーチの名前も姿もありませんでしたチャンスの風はただ通り抜け吹き過ぎて行って
しまったようでした。

後でわかったのですが、私が辞める前に、若い女性の生徒で先生にしたばかりの
若手の女性の先生の為に、イギリスから帰って来てから、スタジオの傍マンションに
一室をよういしてようでした。

若手の女性の先生の事なのでパートナーの先生には知られないだろうと思った
らしいのだが、女性の感はそんなに甘くない、怖いもので若手の女性の先生とコーチが
マンションに二人で居るところにパートナーの先生に乗り込まれてしまったらしい。

後はお決まりのごたごたで、それが原因でメインコーチの単独審査の競技会にも
出ることが出来ず、結局私のコーチ先生のカップルは解消になってしまった。
束のように流れていた女神の前馬上はその時プツンと音を立てて切れてしまったのだろう、

それ以後しばらくコーチの姿は競技会のフロアーに立つことは無かった若手の女性の
先生を選んだとき夢、希望、努力のオレカが薄れたのだろう、それ以後チャンスの女神の
前髪は切れて、もう女神は微笑まなかったのだろう!これを読んでる男性の方
教えておきますけど女性の感は怖いですよ! わからないだろうと思っているのは
貴方だけかもしれないですよ パートナーは大事にしましょう