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木島平最高の(自称)ダダダダンス合宿所、女房を質に入れてでも泊まりたい宿、ちきちきばんばん。

本業のダンス合宿シーズンが二月の半ばから始まって、春のダンス合宿シーズンも中盤に差し掛かっています。

 

二年ぶりに帰ってきた東京理科大の合宿は大好評とスタンディングオベーションの中で無事に満期終了いたしました。

初日からインフルエンザウィールスを持ち込んできたテロ行為等もありましたが、徹底した衛生管理やらなにやらで被害も最小限に。

(最終日シャドウコンペ、閉会式の図)

理科大といえば、すごく感動した出来事が一つ。

 

ちきばんダンスホールは春は競技ダンス専用に床を作っているので、通常の体育館ワックスではなく、ダンス用にすべるワックスを塗っています。

 

合宿が進んでいくと、そのワックスが床にこすれて黒い鼻くそのような染みをつくってしまいます。それを逐次へらのようなもので撤去しながら練習するのですが、

どうしてもフロアの床には汚れが溜まっていってしまうのです。

 

大半の大学は、最終日に部員みんなで例の鼻くそのような汚れを撤去する時間を持つわけです。

床に腰を下ろして黙々とひたすらにこそぎ落としていくのですが、細かい汚れはどうしても落としきれません。

ものすごい単調な作業。現代のちきばんが蟹工船とまで揶揄される一つの要因でもあります。

 

理科大ダンス合宿も終盤にさしかかり、諸々の理不尽かつ非人道的なシゴキも殆ど終わり後は試合形式の模擬戦と、打ち上げの納会を残すのみとなった

ある日の真夜中です。寝る前にストーブに灯油を補給しに、ダンスフロアーに降りていくと、主に上級生でしょうか、床に座り込んで何事かをやっています。

時刻は夜の12;00近く。日曜日の夜ならば、キン肉マンの最新話が更新されるような時間。外は真っ暗。

そんな時間に若い男女が何事かやっています。これは怪しい。大切な床にオリーブオイルやら怪しい液体やら塗りこまれたらこちらも商売上がったり。

 

若者たちの暴挙を止めるのも大人の務め。現行犯で逮捕して、根性注入のキンニクバスターを一人ひとりに叩きこもうと近寄ってみます。

するとあらびっくり、床の汚れを集まって落としているところでした。その後も、続々と学生が集まってきて、床掃除をしてくれています。

そして翌朝には、床の染みヤギが舐め取ったように殆どなくなっていました。これにはちょっとびっくりです。

 

今回、理科大は久しぶりということで部の雰囲気も掴めないまま始まり、我々も少し緊張していたところもありましたが、合宿日程中、終始礼儀正しく、

施設もきれいに使ってくれるしご飯もたくさん食べてくれる。最大限の賛辞を送りたいところです。

最終日、理科大が帰った後には献立を書くパネルにこんな書置きが。

ミステリ好きの私としては、何か犯人を示すメッセージとか秘密の暗号が隠されていないかと一通り調べてみましたが、今のところ純粋に学生のちきばんに対するメッセージの様です。

 

という事で理科大ダンス合宿はこれにて幕をとじ、次は専修大がやってきます。夏はクワガタムシ持参でやってきましたが、さすがに冬に生存できる昆虫はいないので今度は何を持ち込んでくるのか楽しみです。

ヒアリとかだったらお仕置きのパロスペシャル。