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 なべパパ杯
3月31日暖冬の為、例年より早くリフトが止まり冬季営業が終了した。
私の宿は4月から11月までの間ダンスのお客様だけでの営業となります。
スキー場の民宿ですので、ホテルの様な豪華な設備が有る訳ではないですが、
ダンス専用の柱の無い100坪のフロア―は他の所に負けるものではないと思っています。

先日、フロアーの整備を終えた時に、腰痛と足の痺れを我慢して全て仕事は終ったと、
一息ついたら、腰が伸ばせませんでした。止む無く次の日ソロ、ソロと懸かりつけの
整形外科を訪ねました。

ドクターの診断は何時もの腰痛ではなく、無理をした為に坐骨神経痛を起こしているので、
鎮痛の為の座薬と、神経の炎症止めを、飲んで寝てる事でした。
練習を休むのは気懸りですが、(出来る事をしない罪悪感の様な物を感じます)動けないので
仕方有りませんジー としながら、愈々踊れなくなる日が近づいている様な気がしています。

少しの足の痺れや腰痛ならなんとか踊れますが、ほんの少し位の仕事で
坐骨神経痛を起こして、身体を伸ばす事もできず満足に動く事も出来なければ、
腰に負担の掛かる踊りも、じきに同じ結果をもたらす事になるのではと思われます。

都立大の春合宿で新2年生の部内戦があった。毎年最終日に未だ固定ではないので、
カップルとして夏までの大会に向けての組み合わせが決り、そのメンバーで部内戦を
行うのだが、私の名前を冠にして部内戦が、“なべパパ杯”で行われる。

ジャッジはOBと私で採点するのだが、採点基準は新2年生なので
“ポスチャ―とポイズを重点に置いて採点して欲しいとOBの意向が有りました”、と
挨拶の時に話した。夏に向けてのカップルなので部内戦終了後、OBが感想を聞きにきた。

私が付けた採点は 1位2位3位をつけたA君B君C君は、ほとんど同じ順位を付けたので
如何してか?説明を求められた。
1位を付けたA君は、音楽の聞き方が素晴らしく、他の人とハッキリと、差があった。
彼は、ダンスの音楽が先にあって、自分が感じてるその良さを、見せる事が
出来る様に踊ろうとしていたので、全て1位をつけた

だがボデイの弱さがみえたので、聞いてみると余り練習好きでないらしい、そこで、OBに
、 2年生位でいくらセンスが良くても練習をしないと、練習と努力をした人に追着かれると
その時には、練習で追いついた人と出来た底辺の大きさが違っていて,逆に動いてる車が
急に止まらないように、慌てて練習しても追いつかない事になるからA君の後を追いかけてでも
、 練習させるようにしたほうが良いと言った

(センスの良い人ほど練習しなくても有る程度の事は出来てしまうので、練習しなくなる傾向がある)
2位を付けたB君は、早く言えば、カッコマンで、自分なりの格好の良いイメージが出来上がっていて
其れなりの踊りが出来るので、彼も良いセンスをしています。ラテンもモダンもカッコよく踊ろうと
しているので、選択はどちらでも良いのだが、本人はラテンをやりたいらしい。

でもOBと本人にモダンを勧めた。理由は、コンタクトの感覚が良いらしく、右手のホウルドを何時も
前に出して、女子に与えて踊る事が出来るようで、彼と踊るパートナーが皆綺麗にみえる、
口で言うのは簡単だが、そんなに簡単なものではないでモダンをやる様に勧めたが、
本人はどうしてもラテンが良い様だった。

3位を付けたC君は、踊りは、2年生のレベルなのだが、其れこそOBが言うポイズとポスチャ―の
見本のような踊りで、何も出来ないのだが背筋を真っ直ぐにしてブレナイないため、一見上手そうな
踊りに見える。

でも本当はフットワークとアンクルが、殆んど使えないいので、ペタ,ペタ 歩いている様な
ものだったが、背筋を真っ直ぐにして、真っ直ぐ前を見て、ホールドがブレナイのは、
十分採点に値する。その様な話を、OBと、C君にした

だが当日の一番の、“最高得点者はパートナーの、Sさんだった”、殆んどの種目1位、
又は2位に彼女がからんでいて、パートナーの部では独走だった。
逆説的に言えば、彼女と組んだリーダーがOBジャッジの採点を、獲得した事になるので、
今年の都立大の有望株は、Sさんと組んだリーダーかな?