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 2~3/100 チャンスの女神の髪の毛は、向こうから、勝手に、流れてきた
教師になって半年程経った頃の話である、私は何時ものようにフロア―で、シャドウをしていた。
教師になって直ぐH先生に「プロとして上手くなりたければ、控え室でお茶を飲む時間があったら、
自分が上手くなったと思えるように成るまで、、フロアーでシャドウしていなさい」そう言われた。

駆け出し教師の私は先輩がお茶を飲んでいても、控え室に入る訳にはいかないので、
休む時もフロア―にいた。そんな或る日一寸しゃれた女性が、「見学させて貰えますか」と入って来た
私は「御ゆっくり、どうぞ」と言って、案内書を渡してシャドウを続けた。

暫らくしてからその女性に話かけた。
私 「ダンスの経験は有りますか」 見学している様子を見ていて受けた感じでは、私より、二、三、歳年上で
少し経験ありそうだった。 女性「ハイ、少し」私は人間は何か見えない波調を出していてお互いに相手を、
識別している様な気がしている、所謂、相性が良い悪いは最初からあって、自分が好感を持つ時は相手も、、
私に好感を感じてる様な気がしている。

この時は、この女性は最初から打ち解けた感じでスーと話が続き、お互いに一寸の積もりで始めたダンスに、
嵌ったら抜けられなくなった等と話がはずんだ。
{この一寸が、実は大変な、一寸だった}色々話しているうちに、この女性服部さんは、やはり私より年上で、
今年二十八歳で、浦和の電気店のお嬢さん(?)の様だった。

服部 「此処の教室では、パーテイ―でデモストレーションとか、するんですか?」
私 「年末になればパーテイがあって、その時に発表会でデモをする人も大勢居ますょ」
服部 「私、一度照明のなかでスポットライトを浴びて、デモを踊りたいのですけれど?」
私 「教室のパーテイでは無理ですが、団体の教室の会のパーテイが、新宿のコマ劇場で
有ります、その時は照明も有ります」
服部 「先生も生徒さんを出すのですか?」
私 「少しは連れて行きます。服部さんも出てみますか?」
服部 「私、先生にお願いしょうかしら、今までズーと競技をしていたのですけれど、今度家の仕事を
する事に成ったので、一度照明の中で踊ってラストダンスにしょうと思って」

私 「・・・・・・・」 軽く入会を、勧める位の積もりで説明してたのが、コマ劇場でのデモの話になって
更に私へのデモ依頼の話になって来てしまった。話の感じでは可也の経験者のようだから、普通なら、
H先生の担当になるはず 私 「競技って、どれ位、やっているんですか?」
服部 「学生からはじめて、アマチュア競技になって、今は、B級です」 {大変だ私より上手い}

競技でアマB級のパートナーでキャリヤで10年。私は教師に成って半年、私は、プロで半年アマでも5年、
ダンスはリードするぶん、パートナーよりリーダーが余計踊れなければならないのに、経験の差は歴然、
でも“やりますって言ってしまった。”教師の体面上、今更後には引けない。

{何が一寸だ!10年は一寸とは言わないだろう!。}自分の実力と比較すると背中を冷たい汗が流れる様だ
{何で?・・・、ラストダンスで照明を浴びて踊りたいのなら、自分のリーダーとそこの教室じゃないの?}
私は、好印象に惑わされて自分から窮地に陥ってしまった。 ピンチ!
私 「それでは、入会書を、書いて、もらって、一応希望担当教師は自分と、言う事で」
私は経営者のH先生に入会書を、コマ劇場でのデモ希望とアマB級で10年の経験者ですと説明した。

H先生 「良い経験だ自分が案内して、担当希望なんだから自分がやりなさい」 無情な返事
私 「踊ったら私より上手いですヨ、担当してもやめちゃいますよ、それでは拙いと思いますヨ」
H先生 「上手いだろうな、そう思ったら辞められない様頑張れ、上手くなるチャンスだ」
もう人事のような事をいってます。担当するより他有りません。
覚悟を決めました。 40話に続く
駆け出し教師に、倍の経験の生徒、大変です、如何なるのでしょうね、自分の勝手な
好印象に、惑わされて、好感を、感じたのは、私だけだったのでしょうか?。 では次回